ミィーボートの本.jpg   ご購入.jpg BASE(ベイス)のMIIBOATショップはこちら

   ミトラ聖典ケウル 第3巻 東方ミトラ教編 東條真人(著) ――ミトラ聖典ケウル・シリーズ3

ケウル3東方編・表紙_H1000.jpg

 

関連図書

image003.jpg

はやわかり現代のミトラ教

右の「ミトラとは」「広まり」に書いてあるようなことが、さらに広く、分かりやすく書いてあります。

 

ミトラ仏瞑想.碧黒光背瞑想菫色.jpg

キリスト=ミトラ=弥勒

 

書籍詳細

ISBN 978-4-901038-84-3

20128

頁数 269

価格 2,000円+税

形態 電子本PDF形式

 

本格的な電子聖典!

スマートフォンやタブレットで使うことを想定してつくられた、本格的な電子聖典。PDF形式なので、あらゆる機器で、安心して利用可能。パソコンでも、もちろん、閲覧可能。

 

推奨閲覧ソフト …下記を使うとたいへん便利です

Android機器

ezPDF Reader Annotator & Form 299 (2012.12現在)

Google Play からお買い求めください。)

iPad, iPhone, iMac

お好みのPDFリーダーをお使いください。

Windowsパソコン

パソコンに標準添付されている Acrobat Reader をお使いください。

 

 

ミトラ聖典ケウル・シリーズ

天の友ミトラからのおくりもの

〜神話・伝承・聖詩・語録・注釈・予言のすべて〜

 

 

ミトラとは

ミトラは、太陽神にして、愛と友情の神です。その名は、ペルシャ語で「太陽」「愛」「友情」を意味し、ヘレニズム時代においては、ギリシャ語で「エロス」 Ἔρως と訳されました。ミトラの本質が「友愛」であることは、どのミトラ神話にも、「七曜神」あるいは「七大天使」と呼ばれる仲間がいるという事実からも明らかです。

ミトラは、インド・イラン起源の神ですが、パルティアの時代に、東西に大きな影響を与え、西ではキリストを成立させ、東では弥勒と阿弥陀を成立させました。このとき、ミトラの「友愛」は、キリストの「隣人愛」、弥勒・阿弥陀の「慈悲」にかたちを変えました。

 

広まり

古代末期には、バビロニアの地で、ミトラ、キリスト、弥勒は、同一の存在であるとする教えが説かれ、全ユーラシアに広まりました。中世半ば以降、この教えは神秘主義化し、イスラーム神秘主義の1つ「愛のスーフィズム」になり、現代に続いています。

ふしぎな偶然ですが、ユダヤ教に取り入れられたミトラは、メタトロン(古形ミトラトン)となり、現代においても、ユダヤ神秘主義において特別な位置を占めています。

19世紀末の近代ヨーロッパで起きた、秘教運動(近代エソテリシズム)――ブラヴァツキーの神智学、シュタイナーの人智学――もまた、この流れをくみ、ミトラ、キリスト、弥勒を同一視し、人類を導く世界教師であるとしています。

いまでは、さらに広がり、ミトラ、キリスト、弥勒、阿弥陀、大日、メタトロン、ミカエル、マフディー、アポロ、ヘーリオス、ホルス、アディティ(スーリヤ)などを同一の存在であるとしつつ、さらに多くの神々を接合・融合しようとしています。

この開かれた新しいミトラ観を分かち合い、諸教円融の思いを広めようというのが、現代のミトラ教復興運動の輪です。この輪は、いわゆる組織宗教にみられるような、かたまった思想や教義のようなものを排除して、純粋に、ミトラ――つまり愛と友情――だけをきずなとしている、ゆるやかな仲間の輪で、おだやかな愛の神秘主義のようなかたちで、欧米、イラン、クルディスタン、インド、日本などに広まっています。区別・排除の論理ではなく、融合・調和の心で親しみ交わる。これがミトラの輪です。

 

ケウル・シリーズ

現代のミトラの輪において、過去の資料や歴史は、それほど重要ではありません。この輪の中で共有すべきものは「友愛」だけであり、知識や解釈ではないからです。あらゆる資料は、開かれており、その解釈は自由です。解釈の自由こそが、喜びの源泉であり、人生を豊かにするさまざまな活動の原動力だからです。

このシリーズは、このような喜びと豊かさを、一人でも多くの人が分かち持てるようにとの意図でつくられました。

それゆえ、ミトラに関する、古今東西のさまざまな資料が収めてあります。日本では、ミトラに関する原資料(一次資料)が、ほとんど刊行されていないということもあり、本邦初紹介の資料を数多く収めてあります。

 

ケウル2(西方ミトラ教編)をひもとけば、七曜神のこと、ライオン神のこと、双子のこと、占星術のこと、キリストなるミトラのこと、クリスマスのこと、東方の三賢者のこと、ミトラの名のギリシャ数秘術的な意味、七位階の秘儀のこと、死後のこと、冥府下りのこと、ミトラとミカエルのことなど、多くのことが、明らかになり、ミトラ神話の世界が大きく広がるでしょう。

 

ケウル3(東方ミトラ教編)をひもとけば、光の国のこと、ミトラとオフルミズド(アフラ=マズダー)のこと、アーリマンのこと、大女神のこと、キリストなるミトラ=弥勒のこと、パラクレーとのこと、七大天使のこと、阿弥陀、大日、観音、大勢至、地蔵のこと、天地創造と輪廻転生のこと、堕天使と巨人たちのこと、大洪水のこと、千年王国のこと、世の終わりのことなど、ミトラ教、キリスト教、仏教をつなぐ多くのことが明らかになるでしょう。近代エソテリシズム(神智学と人智学)についての理解も、大きく広がるでしょう。

 

資料の種類

ケウル・シリーズの最大の特徴は、古今東西の史料を訳出して収めてあるという点です。

大きく分けると、史料は、古典資料と、現代のミトラ教(欧米・日本・イラン・クルド)の資料の2つに分かれます。どの資料にも、詳細な書誌情報が付されており、読者が利用する際に、混乱・混同が生じないようにしてあります。

 

ケウル3東方ミトラ教編の内容

ケウル3(本書)には、東方ミトラ教(マニ教)の主要な経典とその書誌情報、神々のプロフィール、神智学的な解釈の基本事項の解説文書などが収めてあります

タロット大事典』(東條真人, 国書刊行会, 1994)、『ミトラ神学』(東條真人、国書刊行会、1996)、ミトレーアム・ジャパン公式サイトの「近代エソテリシズム概論06」の世界を、さらに大きく広げたいという方にとって、本書は必携の一冊です。

 

目次

はじめに

シリーズの構成

凡例

 

解説部

創始者

東方ミトラ教という呼称

創始日

創始の趣旨

神話

弟子

位階

祭儀

経典・資料

現代のミトラ教における評価

 

経典部

東方ダウル記1 (ミトラ神話) ――東方ミトラ教の創世神話(バビロニア版)

東方ダウル記2 (ミトラ神話)――〃 (仏教版)

東方ダウル記3 (ミトラ神話)――〃(シャープラカーン版・長編)

東方ダウル記4 (ミトラ神話)――〃(ケファライア版)

巨人の書 (ミトラ神話) ――見張りの伝承

基本書 ――大マニの手紙

信仰の書 ――大マニの教え

使徒たちの教え ――十二使徒の教え

パラクレートの秘儀 ――『ケファライア』1.13.34-16.3

人間の秘儀 ――『ケファライア』『摩尼教下部讃』より

七大天使の秘儀 ―― 『ケファライア』38:89.1-102.12

五大魔の書 ――『ケファライア』6.6.30.12-34.12

東方ミトラ教の神々 ――神々の事典

キリストなるミトラ=弥勒の教義 ――ケファライア他

キリストなるミトラ到来の予言(ミトラ黙示録) ――ベーマ典礼詩八

キリスト、あるいはミトラとオフルミズドの秘儀 ――東方神智学

祈り ――ミトラへの祈り

太陽なるミトラへの讃歌 ――パルティア語の讃歌

美しき神ミトラへ美しき神ミトラへの讃歌 ――パルティア語の讃歌

救いの祈り ――ウイグルトルコ語の祈り

キリストなるミトラ=弥勒への讃歌

マー・マニ伝(正伝) ――『コローニュ・マニ写本』『ケファライア』「マニ大涅槃讃歌」より

マー・マニ伝(偽伝) ――『パナリオン』『アクタ・アルケライ』より

 

聖画集

 

著者プロフィール

奥付

 

ページトップへ 戻り記号

 

 

書籍目録へ⇒MIIBOAT_BOOK.jpg